長年、Social Book Post Managerは、Facebookの投稿を一括削除する無料のChrome拡張機能として定番でした。拡張機能の統計サイトによると、最盛期にはおよそ20万インストール、評価4.6を記録していました。今でも毎月検索されていますが、Chrome ウェブストアの元のページはすでに利用できず、検索結果にはアーカイブページや第三者のミラーサイト、名前が似ているだけの無関係な拡張機能が並んでいます。
この記事では、Social Book Post Managerに何が起きたのか、ネット上でコピーを見つけたときの注意点、そして現在もメンテナンスされている代替ツールで同じ整理をする方法を説明します。
Social Book Post Managerに何が起きた?
おおむね次の順番で起こりました。
- 更新が止まった。 元の拡張機能の最後の更新記録は2019年末(バージョン1.4.13)です。
- Facebook側が変わった。 Facebookは画面デザインとアクティビティログを刷新しました。2021年以降、拡張機能が動かない、年の一覧が最近の年まで表示されない、というレビューが相次ぎました。
- Chrome ウェブストアから消えた。 元のページはストアで利用できなくなっています。
- コピーや似た名前のページが現れた。 第三者サイトや拡張機能のミラーには、ダウンロードファイルや無関係なページが表示されますが、元の開発者によるものとは限りません。
人気があった頃にはBleepingComputerもこの拡張機能を紹介していました。これが、今でも検索上位に出てくる理由のひとつです。
ミラーサイトからインストールしない
Facebookのタブで動く拡張機能は、あなたのコンテンツを読み取り、あなたとして操作できます。非公式のダウンロードサイトから古い .crx ファイルをインストールするのは、特に何年も更新されていないものなら、アカウントにとって現実的なリスクです。古いコピーが残っている場合は、chrome://extensions から削除してください。
Social Book Post Managerが支持された理由
なぜ人気だったのかを整理しておくと、代替ツールに何を求めるべきかがはっきりします。
- アクティビティログから投稿をまとめて削除できる
- 整理する年と月を選べる
- テキストで絞り込める(AND/OR条件にも対応)
- 削除前に事前スキャンして、手動で項目を選べる
- 非表示、再表示、いいね!の取り消しができる
- 無料
代替ツールを選ぶときのチェックポイント
どのツールを選ぶにしても、アカウントに触れさせる前に次の点を確認しましょう。
- 継続的にメンテナンスされている — Facebookは頻繁に変わるため、しばらく更新されていないツールは動かなくなります。
- パスワード不要 — すでにログインしているセッションを使うべきです。
- ローカルで処理 — 投稿が他人のサーバーにアップロードされないこと。
- 日付とキーワードで絞り込める — すべてではなく、特定の期間やテーマだけを整理できます。
- 処理ペースを制御できる — 削除が速すぎると、アカウントが一時的に制限されることがあります。
- 再開できる — 大規模な整理は途中で中断されがちです。最初からやり直す必要がないこと。
各項目の詳細は、Facebook投稿削除ツールのチェックリストで解説しています。
Social Book Post Managerの代替ツールとしてのDeleteActivity
DeleteActivity は、Facebookの投稿・コメント・いいね!を一括削除できるChrome・Edge向けのブラウザ拡張機能です。Social Book Post Managerでできたことと比べると、次のようになります(対応していない部分も含みます)。
この比較の公開状況と、DeleteActivityバージョン1.9.0の手順は2026年9月に確認しました。ストアの掲載内容は変わる可能性があります。ブラウザの言語が日本語なら拡張機能の画面も日本語で表示され、以下の名称はその画面に合わせています。
| Social Book Post Manager | DeleteActivity |
|---|---|
| 投稿の一括削除 | 対応 — プロフィールの投稿はゴミ箱へ、グループの投稿は削除 |
| いいね!の取り消し | 対応 — 投稿へのいいね!とリアクションを取り消し |
| 年・月の選択 | 開始日と終了日を自由に設定できる期間指定 |
| AND/ORのテキスト絞り込み | 1回の実行につきキーワードまたはフレーズ1つ |
| 事前スキャン後に手動で選択 | 期間とキーワードで範囲を指定し、実行中は一時停止・停止が可能 |
| 投稿の非表示・再表示 | 非対応 — Facebookのアーカイブや「過去の投稿を制限」を使用 |
| — | Facebook上のあらゆる場所に書いた自分のコメントを削除 |
| — | 中断したクリーンアップを再開(ブラウザを再起動した後も可能) |
| — | Smart API Guard — リクエスト間隔の調整と自動クールダウン |
| 無料 | 無料は1日30件まで、Proは無制限 |
最大の違いは、対象範囲の制御方法です。Social Book Post Managerは事前スキャンの選択リストを使い、DeleteActivityは実行前に期間とキーワードで範囲を絞り、処理中はいつでも 一時停止 または 停止 できます。特に重要な安全策は次の2点です。
- プロフィールの投稿はFacebookのゴミ箱に移動する ため、意図せず削除したものも30日以内なら復元できます。詳しくはFacebookのゴミ箱の仕組みをご覧ください。
- いつでも一時停止・停止できる — Facebookのタブに表示される DeleteActivity コントロール から操作します。
Social Book Post Managerを主に投稿の非表示に使っていたなら、「過去の投稿を制限」と古い投稿の削除の違いもお読みください。今はFacebook自体の機能でほとんど対応できます。
乗り換え方法
ステップ1:古い拡張機能を削除する
chrome://extensions を開き、Social Book Post Managerのコピーをすべて削除します。Chrome ウェブストア以外からインストールしたものは特に注意してください。
ステップ2:DeleteActivityをインストールする
Chrome ウェブストアからDeleteActivityをインストールし、同じブラウザでfacebook.comを開きます。
ステップ3:削除するものを選ぶ
DeleteActivityのアイコンをクリックし、削除するデータの種類を選択 で 投稿、コメント、いいね のいずれか、または組み合わせを選びます。初期状態では3種類すべてが選択されています。
ステップ4:以前のフィルターを再現する
- 年と月 → 期間 を設定します(例:2014年3月1日〜2014年3月31日)。
- テキストでの絞り込み → キーワード に単語やフレーズを入力します。
- OR条件 → キーワードごとに1回ずつ実行します。
- AND条件 → できるだけ具体的なフレーズを使い、期間と組み合わせます。
ステップ5:スキャンして削除
スキャンして削除 をクリックし、実行中はFacebookのタブを開いたままにします。初回は短い期間から始めて、結果を確認しましょう。
よくある質問
Social Book Post Managerはまだ入手できますか?
Chrome ウェブストアにはありません。元の拡張機能は2019年から更新されておらず、Facebookのデザイン刷新後は動かなくなったと報告されています。
ダウンロードサイトからSocial Book Post Managerをインストールしても安全ですか?
おすすめしません。非公式の入手先から落とした古い拡張機能は元のビルドとは限らず、Facebookのタブに広範なアクセス権を求めることがあります。公式のブラウザストアにある、現在も更新されているものを使いましょう。
DeleteActivityは無料ですか?
はい。無料プランでは1日30件まで削除でき、すべてのコンテンツ種類、すべてのフィルター、CSV・JSONエクスポートを使えます。Proは1日の上限がなくなります。
DeleteActivityにFacebookのパスワードは必要ですか?
いいえ。ブラウザですでに開いているFacebookのセッションを使います。
DeleteActivityで投稿を削除せずに非表示にできますか?
いいえ。DeleteActivityは削除専用です。削除せずに隠したい場合は、Facebookのアーカイブを使うか、「過去の投稿を制限」で公開範囲を変更してください。
今すぐSocial Book Post Managerから乗り換えましょう
DeleteActivityは ブラウザ内でローカルに動作 します。Facebookのパスワードは不要で、投稿・コメント・いいね!のデータが当社のサーバーにアップロードされることはありません。
Chrome ウェブストアでDeleteActivityを無料インストール
ほかの選択肢も比較したい方は、Facebook向けRedactの代替ツール比較や、Facebookの投稿をすべて削除する方法のガイドもご覧ください。